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トンネル用語集

安全衛生

粉じん、じんあい

項目 粉じん、じんあい / ふんじん
英語 dust
独語 Staub、Abrieb、Bohrmehl
仏語 poussi?re
意味 空気中に浮遊または飛散している固体状の微粒子でトンネルでは吹付けコンクリート、岩盤掘削、破砕などの作業工程で発生する岩石粉、粘土粉等がこれに相当する。粉じんに類似したものに、ヒュームがあるが、労働衛生関係の法令ではこれらも粉じんに含めている。粉じんによる障害のうち重篤なものはじん肺である。特にトンネル建設工事においては、遊離珪酸を含む粉じんによる珪肺病が代表的である。粉じんの人体に及ぽす有害度は、粉じんの性質のほかその空気中における濃度によって決まる。そのため粉じんの種類により許容濃度が問題となるが、参考として日本産業医学界が定めた濃度値を下表に示す。粉じん対策として、まず粉じんの発生の抑制が必要であり、これが完全に行われにくい場合は、除じんが必要で各種の除じん装置、集じん装置等を用いて許容濃度以下にする。それが期待できない場合には、防じんマスク等の保護具を着用することを考えなければならない。
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安全衛生