意味 |
トンネルの支保工を建て込む際、覆工するまでの間に地山からの荷重により沈下すると考えられる量だけ、あらかじめ設計位置より上げておくことをいう。上げ越しの量は地質、掘削方式、支保工の構造、材質、掘削後覆工までの経過時間等に左右されるので現場条件に適合した最小の上げしろを見込むべきである。また想定した以上の沈下を防ぐため支保工脚部に皿板を用いたり、根固めコンクリートを打設するなどして十分な支持力をもつようにしなければならない。なお上げ越しは支保工だけでなく覆工の際、型枠の沈下に備えて見込まなければならない。 |